著者
山川 百合子 井出 政行 武島 玲子 河合 伸念 片野 綱大 松坂 尚
出版者
茨城県立医療大学
雑誌
茨城県立医療大学紀要 (ISSN:13420038)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.75-81, 2008-03

統合失調症の治療は、抗精神病薬による薬物療法が重要である。特に地域リハビリテーションでは薬物治療の維持の方策が重要である。今回、統合失調症の30歳女性がオランザピン口腔内崩壊錠の投与により長期の精神状態の安定化とともに就労が可能となった一例を報告した。これにより薬剤の形状の変化が社会復帰に貢献する可能性が示唆された。