著者
浅香 清美 関口 幸枝 新井 美穂 川端 彰 斎藤 勝 加納 碩雄 加納 堯子
出版者
Japanese Society for Food Hygiene and Safety
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.40, no.4, pp.291-296_1, 1999-08-05 (Released:2009-12-11)
参考文献数
7
被引用文献数
1 1

栄養専門学校生199名を対象にして, 鼻前庭に定着する黄色ブドウ球菌の拭き取り検査とアレルギー性疾患の既往に関するアンケート調査を実施した. その結果, 検査8回中の陽性者は73名 (36.7%), 陰性者は126名 (63.3%) であった. 陽性者73名中, 一過性保菌者と推定しえた者は55名, 持続性保菌者と推定しえた者は18名であった. アンケート結果の統計解析はx2の検定を行った. 黄色ブドウ球菌保有とアレルギー性疾患既往との間には, 危険率0.1%未満で有意な関連性が認められた.