著者
小林 郁 谷口 裕信 浦野 綾子
出版者
皇學館大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2019-04-01

代々伊勢神宮外宮の権祢宜を務めてきた橋村氏は、西国を中心に約31万軒の檀家を擁する神宮御師でもあった。本研究では、新出資料である「伊勢御師橋村家関係資料」約10,000点と、中世後期より存続する同家の墓石群を網羅的に調査・整理し、それを素材として、信仰の地“伊勢”に関する総合的研究を行うことを目的とする。本研究では、①「伊勢御師橋村家関係資料」の目録作成、②文献資料・墓石群の調査報告書の作成、③企画展示の開催、④皇學館大学デジタルアーカイブ(現在構築中)での資料電子公開、を目標とし、伊勢神宮研究にとどまらない多分野にわたる学問領域の基礎的資料情報としてアプローチできることを目指す。