著者
深谷 芽衣 牧野 滋 瀧川 道生 中嶋 宏昌
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 B (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.J105-B, no.1, pp.14-20, 2022-01-01

本論文では,リフレクトアレーアンテナの測定結果から利得低下の要因分析を可能とする測定法について示す.特徴として,リフレクトアレーアンテナと同じスピルオーバー損失となるようなパラボラアンテナを試作し測定結果を比較することで,損失の切り分けを容易にし,利得低下の要因を分析する.結果としてリフレクトアレーアンテナとパラボラアンテナの測定値の差と,利得低下分析より求めたリフレクトアレーアンテナ固有の損失の差は測定誤差の範囲内であり,利得低下分析は妥当であることがわかった.