著者
渡部 有隆
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.56, no.10, pp.998-1005, 2015-09-15

近年,競技プログラミングが活発に行われるようになってきており,多くの学生やプログラマが競い合い,知識と技術力を高めている.競技プログラミング対策のトレーニングツールの1つとして,プログラムの自動採点を行うオンラインジャッジが用いられている.本記事では,数あるオンラインジャッジの中からAizu Online Judge(AOJ)について解説する.これまでの開発・運用で蓄積された知見を基に,その教育効果を伝えるとともに,システムの動作原理について解説する.特に,システムの実現に重要なジャッジキュー,プログラムの自動評価,結果を通知するブロードキャストシステムについて,それらの仕組みや実装方法を紹介する.
著者
渡部 有隆
出版者
会津大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

プログラミング学習支援システムにおいて、ピクチャによる表現手法を用いたビジュアルプログラミング言語を対応させることを検討した。研究期間において、本ビジュアルプログラミング言語の拡張、レガシィシステムのサービス指向アーキテクチャに基づく再構築、ハイブリッドビジュアルプログラミング言語開発のためのアーキテクチャの開発を行った。昨今のWEB技術における言語やフレームワークの急速な技術移行等により、研究期間内に安定したサービスの一般公開には至らなかったが、研究成果により、プログラミング教育やソフトウェア開発に応用できる新しいビジュアルプログラミング言語及びその環境の開発がより円滑に行えるようになった。