著者
渋谷 和代 左官 愛野 江端 恵加 渡部 絵里香 数野 千恵子 西島 基弘
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.19, pp.95, 2007

<BR><B>【目的】</B><BR> 緑茶を水道水、アルカリ電解水、およびRO水(逆浸透膜で得られた水)で抽出し、カテキン類、メチルキサンチン類、L-アスコルビン酸およびテアニンの抽出率の比較検討を行った。また、市販緑茶(18種類)中のそれらの含有量について検討した。<BR><B>【方法】</B><BR> 緑茶の抽出は、茶葉を一定条件で抽出後、ろ液を試験溶液とした。カテキン類、メチルキサンチン類およびL-アスコルビン酸はHPLCを用いた。HPLC用カラム: J'sphere ODS – H80(4μm,4.6mmi.d.× 250mm)を用いた。L-アスコルビン酸はカラムは0.1Mリン酸一アンモニウムで置換したLiChrosorb-NH<SUB>2</SUB>(10μm,4mmi.d.× 250mm)を用いた。テアニンは、アミノ酸分析計で分析した。<BR><B>【結果】</B><BR> 緑茶抽出液のカテキン類では、特にEGC、EGCG、EC、ECGが多く検出されEGC、EGCG、EC共にRO水の抽出が最も良く、次いでアルカリ電解水、水道水の順であった。ECはRO水、水道水、アルカリ電解水の順となった。メチルキサンチン類については、カフェインが最も多く検出され、RO水での抽出が最も良く、アルカリ電解水、水道水の順であった。テアニンについては、いずれの試料水も同程度検出された。市販緑茶のカテキン類は30~75mg/100mlであるが、「特保」や商品名に「濃い」と表示されているものは、100 mg/100ml以上のものが多く見られた。カフェインについても同じ製品では多く検出されたが、テアニンは特に多くはなかった。市販緑茶のL-アスコルビン酸は、3~40mg/100mlと製品により大きな差が見られた。
著者
渋谷 和代 左官 愛野 江端 恵加 渡部 絵里香 数野 千恵子 西島 基弘
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集 創立40周年日本調理科学会平成19年度大会
巻号頁・発行日
pp.95, 2007 (Released:2007-08-30)

【目的】 緑茶を水道水、アルカリ電解水、およびRO水(逆浸透膜で得られた水)で抽出し、カテキン類、メチルキサンチン類、L-アスコルビン酸およびテアニンの抽出率の比較検討を行った。また、市販緑茶(18種類)中のそれらの含有量について検討した。 【方法】 緑茶の抽出は、茶葉を一定条件で抽出後、ろ液を試験溶液とした。カテキン類、メチルキサンチン類およびL-アスコルビン酸はHPLCを用いた。HPLC用カラム: J’sphere ODS – H80(4μm,4.6mmi.d.× 250mm)を用いた。L-アスコルビン酸はカラムは0.1Mリン酸一アンモニウムで置換したLiChrosorb-NH2(10μm,4mmi.d.× 250mm)を用いた。テアニンは、アミノ酸分析計で分析した。 【結果】 緑茶抽出液のカテキン類では、特にEGC、EGCG、EC、ECGが多く検出されEGC、EGCG、EC共にRO水の抽出が最も良く、次いでアルカリ電解水、水道水の順であった。ECはRO水、水道水、アルカリ電解水の順となった。メチルキサンチン類については、カフェインが最も多く検出され、RO水での抽出が最も良く、アルカリ電解水、水道水の順であった。テアニンについては、いずれの試料水も同程度検出された。市販緑茶のカテキン類は30~75mg/100mlであるが、「特保」や商品名に「濃い」と表示されているものは、100 mg/100ml以上のものが多く見られた。カフェインについても同じ製品では多く検出されたが、テアニンは特に多くはなかった。市販緑茶のL-アスコルビン酸は、3~40mg/100mlと製品により大きな差が見られた。
著者
数野 千恵子 渡部 絵里香 藤田 綾子 増尾 侑子 カズノ チエコ ワタベ エリカ フジタ アヤコ マスオ ユウコ Chieko KAZUNO Erika WATABE Ayako FUJITA Yuko MASUO
雑誌
実践女子大学生活科学部紀要
巻号頁・発行日
vol.43, pp.1-7, 2006-03-25

The colors of foods, which may remind ones of the tastes, are important for the delicate sensing. Jellies with the tastes and flavors but with several colors for apple, lemon, strawberry and orange, were prepared. Sensory evaluations of the samples in regard to the colors and tastes were examined with 20 subjects/one sample by the questionnaire method. The results are summarized as follows. 1. The kinds of fruits presumed were correctly judged when the colors, tastes and flavors are in agreement with the native ones. Subjects answered that their judgements were made first by the colors and afterward confirmed by the agreement of the impressions with the tastes and flavors. 2. When the colors, tastes and flavors were unmatched, unusual sense and distaste were shown. 3. Among the jellies with the same taste and flavor but with different colors, yellow one tasted sour most strongly, indicating the strong influence of the colors on the tastes. 4. With jellies like Lemon and Mellon having peculiar tastes and flavors, the tastes were not so mach influenced by the colors.