著者
湯川 俊浩 大日方 五郎
出版者
The Japan Joint Automatic Control Conference
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.51, pp.123-123, 2008

寝たきり患者に対し,心身機能の回復を図り,日常生活を支える援助を低減させることを目的として,車椅子上で生活の大半を過ごすことができ,さらに排泄物を処理できる車椅子システムを提案する.市販の電動車椅子を改良し,簡易ベッドの機能をもたせる.つぎに,介護者が一人で入浴介護作業を可能とするため,簡易入浴槽を車椅子に搭載する.さらに,失禁者の排泄に対応させるため,車椅子の着座部に簡易水洗トイレを設置する.今回,簡易水洗トイレの足回りとして,四輪自在走行ロボットを取り付けた.今後,この移動トイレロボットの自律移動システムと自動清掃システムを開発する予定である.