著者
漆島 達哉 長瀬 剛 周藤 俊樹
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
MEDCHEM NEWS (ISSN:24328618)
巻号頁・発行日
vol.32, no.3, pp.124-129, 2022-08-01 (Released:2022-08-01)
参考文献数
7

1999年に英国ケンブリッジにバイオベンチャーとして創業したアステックス社は、現在では主流となったフラグメント創薬(FBDD)を長らく牽引してきた。アカデミアやビッグファーマとの多くの協業により、近年立て続けに新薬が上市、または臨床試験が進み、FBDDとアステックス社の存在感を発展させてきた。2013年の大塚製薬による買収以降も企業文化をそのままに、疾患分野、FBDD技術の適用範囲を拡大している。ここではアステックス社が位置するケンブリッジとアステックス社、FBDDについて紹介する。