著者
西村 美保 關谷 克彦 山根 八洲男 山田 啓司 寺本 修一 澁谷 拓司 坂本 竜一 松尾 孝行
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2008年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.241-242, 2008 (Released:2008-09-03)

本研究では,切削加工の前例がほとんど無い高密度純タングステンの被削性について調査した.超硬工具K10種を用いて旋削加工を行い,工具摩耗量,仕上げ面の粗さ,切削抵抗,切削温度を測定することにより,被削性評価を行った.本材料は低切削温度域では被削材の加工硬化,切削温度400~900℃程度の領域では被削材の工具への凝着,それ以上の温度では工具の耐熱温度を超えることにより急速に摩耗し,難削性を示した.