著者
本田 兼基 田中 智久 斎藤 義夫
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2008年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.1075-1076, 2008 (Released:2008-09-03)

炭素繊維複合材料は,優れた性能を有しているがその製造工程は自動化が難しく,生産性が劣るためにコストが高いという課題がある.安価な製造技術が求められており,インライン化,新しい低コスト成形技術を開発する必要がある.そこで,内部加熱などの特徴を持つ高周波誘導加熱技術を炭素繊維複合材料の成形過程に適用する方法について実験的に調べ,その可能性について検討した.
著者
河西 敏雄 清宮 紘一 江塚 幸敏 巽 かおり 池野 順一
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2008年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.847-848, 2008 (Released:2008-09-03)

通称オスカータイプレンズ研磨機は国内外で広く利用されている。この名称の「オスカー」に関する情報を集めてきたがこれまで明確にできなかった。古いテキストの写真にこの研磨機が掲載されており、機械にドイツ製と見られるペンキによるサインがあった。そこで古い独語の専門書を調査し、ドイツのメーカー名であることに行き着いた。また、本学会が設立された頃の会員がドイツを訪問して当社の人と面会した記録も出てきた。
著者
西村 美保 關谷 克彦 山根 八洲男 山田 啓司 寺本 修一 澁谷 拓司 坂本 竜一 松尾 孝行
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2008年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.241-242, 2008 (Released:2008-09-03)

本研究では,切削加工の前例がほとんど無い高密度純タングステンの被削性について調査した.超硬工具K10種を用いて旋削加工を行い,工具摩耗量,仕上げ面の粗さ,切削抵抗,切削温度を測定することにより,被削性評価を行った.本材料は低切削温度域では被削材の加工硬化,切削温度400~900℃程度の領域では被削材の工具への凝着,それ以上の温度では工具の耐熱温度を超えることにより急速に摩耗し,難削性を示した.
著者
長田 岳人 金子 新 諸貫 信行
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2008年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.819-820, 2008 (Released:2008-09-03)

分析システム等において微小液滴の輸送が求められている.そこで,本研究では親水および疎水材料の組み合わせによる濡れ性の勾配によって液滴を動かすことに着目した.液滴は疎水的な部分から親水的な部分に移動した.パターンのピッチが移動速度などに影響を及ぼすことが明らかになった.さらに,濡れ性の勾配を持つ基板上の液滴を他の基板と重ね合わせることにより,移動量および移動のタイミングを制御できることが示唆された.
著者
古谷 昭博 森内 健行 森島 圭祐 古川 勇二
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2008年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.621-622, 2008 (Released:2008-09-03)

細菌を用いたバイオ燃料電池の電池寿命は,細菌の活性状態によって左右される.そのため,長寿命化には,細菌の活性状態を維持することが重要であり,発電中においても細菌へ培地を供給する必要がある.そこで,吸水性ポリマーの吸水作用を利用することで,ポンプレスで培地を供給する,培地還流型バイオ燃料電池を開発し,その長寿命化を図った.