著者
澤田 成史 中山 哲夫 伊藤 尚志
出版者
北里大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2020-04-01

麻疹ワクチンAIK-C株の細胞外ドメインをRSVの細胞外ドメインに置換したキメラウイルスで免疫したコットンラットはRSV感染に対する防御効果を認めた。本研究では更なる防御効果を得るためにキメラウイルスのP/Mタンパク遺伝子間にRSVの細胞性免疫に関与するNタンパク遺伝子を挿入した組換えキメラウイルスの作製を試みる。その他に挿入するワクチン抗原として百日咳菌のfim3遺伝子、インフルエンザウイルスHA遺伝子を選定し、同様に組換えキメラウイルスを作製し、免疫原性の検討、挿入したワクチン抗原タンパクを大量発現させる基盤の確立を目指す。