著者
片山 きよみ 舛井 雅子
出版者
熊本大学
雑誌
熊本大学留学生センター紀要 (ISSN:1881834X)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.25-53, 2006-03-27

初・中級の日本語教科書で取り上げられている副詞の中から、「とても」「すごく」「ひどく」「非常に」「大変」「本当に」の異同について検証する。用例の比較検証によって、それぞれの副詞には口語的か文章語的か、改まった表現かくだけた表現か、主観的か客観的かという対立に加え、種々の構文(否定文、比較構文、命令文、直接的な感謝やお詫びの表現など)における使用制限に違いがあることを明らかにする。
著者
片山 きよみ 上村 文子 舛井 雅子 柳田 惠理子
出版者
熊本大学
雑誌
熊本大学留学生センター紀要 (ISSN:1881834X)
巻号頁・発行日
no.12, pp.39-64, 2008

初級教科書の作成を初めて2年半、ようやく「試用版」の完成にこぎつけることができた。新学期からの試用を前に、ここで一度、これまでの作成過程を振り返ってみることによって、今後の課題をさぐりたい。 私達が目指したのは、熊本で学ぶ留学生に「日本語でコミュニケーションするときに必要な文法」を教える教科書作りである。初級レベルの学習者が「話す」のに必要な文法項目は何か、従来の初級教科書の文法項目の見直しから始めた。何を教え、何を教えないか、どのような順序で提示するか、さらに、その文法項目を各課でどう教えるか、内容についての検討を重ねてきた。このような試行錯誤の過程の中で、私達がこだわった点、作成の方針にした点などを整理し、新教科書の概要と特徴を示した。最後に、参考資料として、「試用版」で扱う文法項目一覧および主用教科書との対比表を付けておく。
著者
片山 きよみ 上村 文子 舛井 雅子 柳田 惠理子
出版者
熊本大学
雑誌
熊本大学留学生センター紀要
巻号頁・発行日
vol.12, pp.39-64, 2008-12-26

初級教科書の作成を初めて2年半、ようやく「試用版」の完成にこぎつけることができた。新学期からの試用を前に、ここで一度、これまでの作成過程を振り返ってみることによって、今後の課題をさぐりたい。 私達が目指したのは、熊本で学ぶ留学生に「日本語でコミュニケーションするときに必要な文法」を教える教科書作りである。初級レベルの学習者が「話す」のに必要な文法項目は何か、従来の初級教科書の文法項目の見直しから始めた。何を教え、何を教えないか、どのような順序で提示するか、さらに、その文法項目を各課でどう教えるか、内容についての検討を重ねてきた。このような試行錯誤の過程の中で、私達がこだわった点、作成の方針にした点などを整理し、新教科書の概要と特徴を示した。最後に、参考資料として、「試用版」で扱う文法項目一覧および主用教科書との対比表を付けておく。
著者
片山 きよみ カタヤマ キヨミ Katayama Kiyomi
出版者
熊本大学文学部言語学研究室
雑誌
ありあけ 熊本大学言語学論集
巻号頁・発行日
no.4, pp.325-369, 2005-02-28

本稿では、様々な意味を表す日本語の再帰構文について、その「再帰性」が動詞の意味に内在するものか、構文レベルのものかという観点から、それぞれの再帰構文の意味的、統語的特徴について考察する。