著者
片山 富弘
出版者
中村学園大学
雑誌
中村学園大学・中村学園大学短期大学部研究紀要 (ISSN:13477331)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.69-75, 2005-03-15

日本三大朝市の一つの呼子朝市のある佐賀県呼子町に新商業施設を設ける場合を事例にして,修正ハフモデルを活用して商圏規模を測定した。その商圏測定プロセスと結果を通じての小売マネジメントからの有効性の検汁を行った結果,取扱品目によっていくつかの商圏規模が測定され,商圏規模の数値の取扱いに経営判断が要求されることが明らかになった。
著者
片山 富弘
出版者
中村学園大学
雑誌
中村学園大学流通科学研究所報 (ISSN:18818226)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.39-41, 2008-01

今回の中国・青島における調査目的は、成長著しい中国・青島において、マクネア(MacNair)の「小売の輪」が回る状態にあるのかどうかについての実地見学をすること、また、青島大学主催でのシンポジウムでの報告を実施することであった。調査期間は、2007年8月24日〜27日で、調査メンバーは、片山富弘、朴晟材、宗謙の3人である。
著者
片山 富弘
出版者
中村学園大学
雑誌
中村学園大学・中村学園大学短期大学部研究紀要 (ISSN:13477331)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.161-168, 2006-03-15

本論文は,ケータイFOMAの利用促進について,メインユーザーである大学生を対象にマネジリアル・マーケティングの観点から論じたものである。流行の側面から,オシャレとデザインが商品差別化の要素であること,ドコモとauのキャリア選択においては通信エリアと割引サービスが重視されること,また,ドコモのMOVAからFOMAへの切り替え条件時には,重量,高速通信,パケット料金に効果があり,本体価格,通信エリアなどには懸念を示していることが明らかになった。さらに,FOMA利用者の満足度からは,近くのお店,デザインの良さ,パケット料金が効いているが,店員の説明がマイナス要因となっていることが明らかになった。
著者
片山 富弘
出版者
中村学園大学
雑誌
流通科学研究 (ISSN:13469614)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.41-51, 2006-09-30

従来の商品コンセプトへの反省から新視点を論じている。コア・ベネフィットを問題解決と捉えた時、コア・ベネフィットは一定ではなく、コア・ベネフィットはいくつも存在することが考えられることや顧客の進化への対応からの商品コンセプトのあり方を示した。また、商品価値の構成について、基本価値、付加価値、感覚価値の角度からも商品コンセプトの開発についてふれた。そして、商品コンセプトの源泉は、マーケティング・リサーチからすべてもたらされるのではなく、マーケットに対するインサイト(洞察力・Insight)であり、過去の経験からくる直感であり、ユーレカ的なひらめきであることを示し、商品コンセプト創造のプロセスについて考察している。さらに商品差別化戦略への反映について、商品コンセプトがしっかりと確立していれば、自然と差別化戦略を行っていることになること、つまり、商品コンセプト自体が差別化の要素であることを論じている