著者
猪瀬直人 齋藤豪
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.317-318, 2014-03-11

我々が複数の色の組み合わせを美しいと感じるとき、その色の組み合わせは色彩調和が取れている。色彩調和は色空間における色同士の位置関係で表現可能であると考えられており、これまでに様々な色彩調和論が提案されている。これらの理論は色彩設計や色変換の研究で利用されているが、従来の色彩調和を利用した研究の多くは色相しか考慮していない。そこで、本研究ではColoroid表色系における色彩調和に関するデータを組み合わせることで、色相・彩度・明度の全てを考慮した色彩調和度を考案し、3次元色空間上で可視化する手法を提案する。本可視化手法により、どの色が色彩調和に影響を与えているかの確認が可能となる。
著者
猪瀬直人 齋藤豪
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.263-264, 2013-03-06

色彩調和とは複数の色を組み合わせることでまとまりのある美しさを作り出すことであり、私達が普段見た時に美しいと感じる景色や画像では色彩調和が取れていることが多い。この色彩調和の法則を定義したものが色彩調和論であり、画像処理においては画像の調和度を評価したり、調和の取れる配色になるように色変換が行われている。本研究では、カラー画像の色彩調和度を3次元色空間上に可視化する手法を提案する。画像に用いられている色の分布を3次元色空間上に表示し、その画像の調和が取れているかどうか、調和が取れていない場合にはどの部分が原因となっているのかを確認する。