- 著者
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広保 正
石井 弘
高柳 和江
玉田 孝人
- 出版者
- 千葉大学
- 雑誌
- 千葉大学園芸学部学術報告 (ISSN:00693227)
- 巻号頁・発行日
- vol.33, pp.1-5, 1984-03-30
千葉県農業大学校果樹園,(株)マザー牧場農園で1982年8月に収穫したラビットアイ・ブルーベリーの3品種(ホームベル,ウッダード,ティフブルー)の糖,有機酸,遊離アミノ酸の組成および成熟に伴う変化を調べた.ラビットアイ・ブルーベリーの主な糖はフルクトースとグルコースで,熟果のフルクトース/グルコースの比は1.31〜1.51であった.熟度が進むに従いフルクトースとグルコースはともに増加し,フルクトース/グルコースの比は熟度による変化はほとんどみられなかった.有機酸はほとんどがクエン酸で,少量のリンゴ酸とキナ酸を含み,熟度が進むといずれも減少した.遊離アミノ酸はアルギニン,アスパラギン,グルタミン酸,ホスホセリン,γ-アミノ酪酸の含有量が高く,ホームベル,ウッダードがティフブルーより高い傾向がみられた.また熟度によって,遊離アミノ酸の含有量はほとんど差がなかった.