著者
玉英昭男 杉浦 正大 益田 正
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告システムLSI設計技術(SLDM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.121, pp.15-20, 2005-11-30
参考文献数
3

ロータリエンコーダは機械の自動化に欠かせない角度センサとして広く使われ,高精度化が求められている.しかし,これまでエンコーダを高精度に測定する方法がなく,精度に関する情報は十分ではなかった.著者らの校正システムは,数十万点にも及ぶ全角度目盛の誤差を高精度に,かつ,短時間で自動測定出来る点に特長がある.今回,本システムの一層の高精度化のため,エンコーダ信号最大40本,角度目盛最大6700万点の測定が可能な誤差測定回路を設計し,20万ゲートFPGAを用いて1チップ化した.A new error measuring circuit for highly-accurate rotary encoders has been designed and developed.