- 著者
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王 峰
- 出版者
- 関西外国語大学
- 雑誌
- 研究論集 (ISSN:03881067)
- 巻号頁・発行日
- vol.101, pp.41-51, 2015-03
本文は現代中国語形容詞の「量の増減」を表すと言う功能をはじめとして、比較の基準や表量のレベルシステムの二つの方面の調査から、作者が「量の増減」を表すのは形容詞の重ね型の主要な功能ではないと結論した。コーパスの分析を通して、現代中国語単音節形容詞の重ね型AA式はカテゴリーの中の理想的なメンバーと密接に連係しているのを発見した。動作行為と関连する時、それは図式として存在する。このために、人々がその形式と関連する物事を理解する時、ゲシュタルト心理が発生する。この言語形式に対応するのはある認識上の繰り返しである。文末には、この形式の教授法について、少々の参考意見を述べてみた。