著者
奥田 統己 田村 すゞ子
出版者
札幌学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2003

A 北海道千歳市、鵡川町、平取町、静内町で現地調査を1回実施した。B Aで得た新たな資料およびこれまでの現地調査で採録したアイヌ語音声映像資料あわせてDATおよびDV450本のデジタル化と二重化を行った。C 上記資料の内容を確認し、整理用の非公開データベースの作成と公開準備版の作成を行った。D 講演会・ワークショップを研究機関中にあわせて4回開催した。E Dの成果として、以下の論文を得、研究成果報告書に収めた。チュネル・タクサミ:ニブフの口頭文芸の概説と研究・資料管理の現況Tjeerd de Graaf : Voices from the Past : the Use of Sound Archives for the Study of Endange red Languages小川正人:北海道立アイヌ民族文化研究センターにおける資料の公開-アイヌ文化・アイヌ史資料アーカイブズのあり方へ向けた取り組みとして-加藤聖文:フィールドワーク資料の管理・公開をめぐる諸問題-研究者アーカイブズを中心に-韓永學:個人情報保護法制の現状と課題-研究資料アーカイブズ分野を中心に-F 北海道立アイヌ民族文化研究センター研究職員沢井春美氏(研究協力者)と研究分担者田村すゞ子の協同により、田村が1956年に採録したアイヌ語帯広方言の調査ノートを整理した。G Fの成果として、沢井春美・田村すゞ子(共編)『アイヌ語帯広方言の資料 田村すゞ子採録 広野ハルさんの基礎語彙調査資料』を刊行した。
著者
田村 すゞ子
出版者
日本言語学会
雑誌
言語研究 (ISSN:00243914)
巻号頁・発行日
vol.1978, no.74, pp.37-56, 1978-10-31 (Released:2010-11-26)
参考文献数
1

The dialect dealt with in this paper is the one spoken in Rankin Inlet. N. W. T., which the author learned in 1977 from Mr. S. T. Mallon of the Government of N. W. T. and others, most of whom were native speakers of the dialect.