著者
田渕 稔浩
出版者
宝塚造形芸術大学
雑誌
宝塚造形芸術大学紀要 (ISSN:09147543)
巻号頁・発行日
no.18, pp.91-103, 2004

映画製作の初期には、合成撮影によるトリック映像が人々をおどろかせた。その後SFXにいたる段階で、精密スケールモデル(ミニチュア)が活用され、よりリアリティで臨場感あふれるシーンが構築された。そしてミニチュアは映像効果を高める不可欠の存在となった。CG映像の時代にあって、手造り模型の存在は実写のもつドキュメンタリーなイメージを明確に表現する情況を検証した。