著者
増岡 由貴 甲斐 重武
出版者
大学ICT推進協議会
雑誌
大学ICT推進協議会年次大会論文集 (ISSN:21867127)
巻号頁・発行日
no.2012, pp.155-159, 2012-12

今日学術情報の多くが,電子的に作成・利用されるようになってきているが,印刷体が有効なケースはまだ多い。広島大学は、教員が作成する教材等や学生の学位論文等の学習成果物を,必要な時に要部数を短時間で印刷・製本できるプリントオンデマンド・システムを,日本の学術機関としてはじめて導入し,図書館に設置した。広島大学図書館における,教育支援としての電子書籍出版システムの活用,および今後の展開について述べる。
著者
甲斐 重武 宮岡 大輔 兵藤 健志 宮地 健士
出版者
大学図書館研究編集委員会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
vol.75, pp.13-18, 2005-12

九州大学附属図書館は,大学統合と国立大学法人化という大きな変革期のなかで図書館ポータル 「My Library」を開発し運用してきた。これはサービスの一元的窓口として従来の蔵書検索やサービス依頼 を統合する形のものであるが,システム的には必ずしも完成されたものではなく,マニュアル業務を活用し て柔軟に対応してきた。2005年未には大学の新キャンパスへの移転が開始され,新しい図書館が開館するこ とに加え,図書館システムの機種更新も予定されている。これを機に図書館ポータルとしての総合的な完成 度を高めようとしている。Kyushu University Library began to operate its library portal "My Library" during a dramatic period of change caused by university mergers and the creation of national university corporations. The portal function was intended to provide a single service point for the library catalog,Search engines, and library services, but the software wasn't yet completely developed so a certain amount of manual work had to be done to make it work. At the end of 2005,when the university moves to its new campus, there are plans for improved library systems to support the new library, including a more complete system of centralized services through the library portal.