著者
真鍋 義文
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.61, no.7, pp.744-747, 2020-06-15

アルゴリズムに関する基礎からの解説の初回として,目標設定の重要性について解説を行う.アルゴリズムが達成するべき目標の設定が正しくない場合には,その目標のもとに考案したアルゴリズムの実行結果が望ましくない場合があることを,ケーキ分割問題を例として示す.ケーキ分割アルゴリズムの達成するべき目標として無羨望が考えられている.しかし無羨望だけでは真に公平な分割ができないことを例をあげて示す.真に公平な分割のためには,無羨望のほか,アルゴリズム内の役割に関する羨望もないことも目標に追加する必要があることを示す.目標が異なるとアルゴリズムも違ってくることを,2者の分割アルゴリズムで示す.
著者
中村 颯篤 真鍋 義文
雑誌
第82回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2020, no.1, pp.291-292, 2020-02-20

2敗した時点で敗退となる、ダブルイリミネーショントーナメント方式が一部の競技で採用されている。ダブルイリミネーショントーナメントにおいてわざと負ける戦略の有効性について述べる。早い段階でわざと負けて敗者復活戦のトーナメントに進んだ方が優勝する可能性が高くなる場合が存在することを示す。さらに、わざと負ける戦略が有効ではない、ダブルイリミネーショントーナメントの敗者復活戦の対戦相手設定法が存在しない場合があること、およびその場合にわざと負ける戦略が有効である場合を少なくすることのできる 対戦相手設定法を示す。
著者
中村 颯篤 真鍋 義文
雑誌
第82回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2020, no.1, pp.291-292, 2020-02-20

2敗した時点で敗退となる、ダブルイリミネーショントーナメント方式が一部の競技で採用されている。ダブルイリミネーショントーナメントにおいてわざと負ける戦略の有効性について述べる。早い段階でわざと負けて敗者復活戦のトーナメントに進んだ方が優勝する可能性が高くなる場合が存在することを示す。さらに、わざと負ける戦略が有効ではない、ダブルイリミネーショントーナメントの敗者復活戦の対戦相手設定法が存在しない場合があること、およびその場合にわざと負ける戦略が有効である場合を少なくすることのできる 対戦相手設定法を示す。