著者
V. G. MIRONOV A. C. GALSWORTHY 矢崎 克己
出版者
THE LEPIDOPTEROLOGICAL SOCIETY OF JAPAN
雑誌
蝶と蛾 (ISSN:00240974)
巻号頁・発行日
vol.58, no.3, pp.341-363, 2007-06-30 (Released:2017-08-10)
参考文献数
6

台湾産カバナミシャク属Eupitheciaを再検討し,45種に整理した.これらの中には7新種(E. concava, E. flavimacula, E. lini, E. blandula, E. rhadine, E. lupa, E. pellicata)を含むほか,4種(E. proterva Butler ウスカバナミシャク,E. tricornuta Inoue セアカカバナミシャク, E. centaureata ([Denis & Schiffermuller]), E. albigutta Prout)の台湾未記録種を含む.また,台湾ならびに中国大陸より記載された数種を既知種のシノニムとしたほか,これまで一方の性しか知られていなかった数種について,反対の性の標本が得られたものでは,交尾器の記載も行った.
著者
矢崎 克己
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
やどりが (ISSN:0513417X)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.186, pp.30-31, 2000-09-30 (Released:2017-08-19)
参考文献数
2
著者
Mironov V. GALSWORTHY A. C. 薛 大勇 矢崎 克己
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
蝶と蛾 (ISSN:00240974)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.39-57, 2004-01-20
被引用文献数
5

中国のEupithecia属に関しては,Vojnitsによる多数の論文(過去30年間に114新種4新亜種が記載されている)があるが,その全容については未解明の部分が多く残されている.筆者らはAlexander Koenig博物館(ボン)のHoneコレクション,およびロンドン自然史博物館,中国科学院動物研究所などに所蔵されている本属の標本を調査し,多数の新種を見い出した.本報ではそれらのうち以下の12新種を記載した.E.amicula Mironov&Galsworthy(四川,雲南,陜西),E.honestaMironov&Galsworthy(雲南),E.albimedia Mironov&Galsworthy(四川,雲南),E.salubris Mironov&Galsworthy(山西,陜西),E.antiqua Mironov&Galsworthy(雲南),E.tibetana Mironov&Galsworthy(チベット),E.citraria Mironov&Galsworthy(雲南),E.russula Mironov&Galsworthy(チベット),E.brunneilutea Mironov&Galsworthy(雲南,ネパール),E.luctuosa Mironov&Galsworthy(福建),E.apta Mironov&Galsworthy(雲南),E.fortis Mironov&Galsworthy(雲南).