著者
矢野口 聡 松原 健二
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.26, pp.270-271, 2010

現在、日本語ワープロを用いる多くの大学教育現場ではMicrosoft Wordを採用しているが、果たして最適な選択なのであろうか。本研究では、我が国の代表的なワープロソフトであるWordと一太郎を取り上げ、両者の間にどのような違いがあるのかを比較した。その結果、 Wordと一太郎の間には開発の経緯や思想の違いが見受けられ、それぞれの機能にも違いとなって表れていることがわかり、ビジネス文書を対象とした教育にはWord、レポートなどの日本語文章表現を対象とした教育には一太郎が適しているとの判断に至った。