著者
石原 嘉人
出版者
JSL漢字学習研究会
雑誌
JSL漢字学習研究会誌 (ISSN:18837964)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.65-71, 2013-03-20 (Released:2017-05-26)
参考文献数
7

いわゆる漢字圏の学生を対象とした漢字音読語の指導方法を提案する。具体的には「運動」を「ウンドン」と読むなど漢字圏の学生が陥りやすい誤用を未然に防ぐために,中国語(北京語と広東語),韓国語,ベトナム語の漢字音の韻尾との対応関係について整理する。また,入声音Pを含む漢字語彙の促音化現象(納得,合宿など)について,旧仮名遣いを廃止したために見えにくくなった部分を指摘し,指導に生かすことを提案する。
著者
石原 嘉人
出版者
JSL漢字学習研究会
雑誌
JSL漢字学習研究会誌 (ISSN:18837964)
巻号頁・発行日
no.5, pp.65-71, 2013-03-20

いわゆる漢字圏の学生を対象とした漢字音読語の指導方法を提案する。具体的には「運動」を「ウンドン」と読むなど漢字圏の学生が陥りやすい誤用を未然に防ぐために,中国語(北京語と広東語),韓国語,ベトナム語の漢字音の韻尾との対応関係について整理する。また,入声音Pを含む漢字語彙の促音化現象(納得,合宿など)について,旧仮名遣いを廃止したために見えにくくなった部分を指摘し,指導に生かすことを提案する。
著者
石原 嘉人 Ishihara Yoshihito
出版者
琉球大学留学生センター
雑誌
琉球大学留学生センター紀要 = Bulletin of International Student Center University of the Ryukyus (ISSN:21884501)
巻号頁・発行日
no.1, pp.27-39, 2014-03

ベトナム語話者が日本語を学ぶ際の特徴として,母語の漢字語棄(漢越語)の知識が有利に働くことが挙げられるが,その半面で母語の干渉による誤用が生じやすいことも見逃せない。中国語や韓国語も同様の特徴を持つのであるが,これらの言語に比べるとベトナム語は日本ではなじみが薄く,教材や辞書などの学習ツールが不足している。本稿では,ベトナム語話者に対する漢字語彙の指導を効果的に進めるためにいくつかの提言を行う。The aim of this paper is to argue the effectiveness of acquisition of Japanese KANJI compounds by speakers of Vietnamese. These students have an advantage in learning KANJI compounds because they know Hán Việt ngữ, which are Chinese compound words of Vietnamese. Both the Japanese and Vietnamese languages have the same KANJI compounds, however it does not ensure that both have the same meanings. Even if the meanings of the compounds are almost the same, students of Vietnamese speech often encounter mistakes, such as confusion of word class, and transitive or intransitive verbs. This paper analyzes the cause of such confusion and argues the features of these mistakes. It also suggests an effective introduction to avoid typical errors that come from differences between both Japanese and Vietnamese languages.
著者
石原 嘉人
出版者
JSL漢字学習研究会
雑誌
JSL漢字学習研究会誌 (ISSN:18837964)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.65-71, 2013

いわゆる漢字圏の学生を対象とした漢字音読語の指導方法を提案する。具体的には「運動」を「ウンドン」と読むなど漢字圏の学生が陥りやすい誤用を未然に防ぐために,中国語(北京語と広東語),韓国語,ベトナム語の漢字音の韻尾との対応関係について整理する。また,入声音Pを含む漢字語彙の促音化現象(納得,合宿など)について,旧仮名遣いを廃止したために見えにくくなった部分を指摘し,指導に生かすことを提案する。