著者
西本 友成 川喜田 裕之 石川 清彦 今泉 浩幸
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.5-8, 2008
参考文献数
7
被引用文献数
2

現在、次世代の衛星放送である高度BSデジタル放送が検討されており、4Kや8Kの映像フォーマットなど、現行放送よりさらに高品質な映像サービスの実現が期待されている。この放送を実現し、新たなビジネスモデルを展開するためには、著作権保護とアクセス制御機能を提供するCAS(Conditional Access System)が必要である。CASは、暗号技術によりコンテンツをスクランブル化し、その復号鍵である視聴ライセンスを受信契約者のみに配送することで、著作権保護とアクセス制御を実現する。高度BSデジタル放送は、高品質な映像音声を提供する基幹メディアであるため、CASに対する海賊行為が多発することが予想される。そのため、高品質な映像サービスを提供する高度BSデジタル放送用のCASにおいては、さらなるセキュリティ強度の向上を重視したCAS技術が必要不可欠である。今回、高品質な映像サービスを提供する高度BSデジタル放送用のCASの要求条件を示し、それを満足するダウンローダブルCASを開発した。試作したFPGAベースのダウンローダブルCAS機能検証装置により、その実現性を実証した。
著者
藤井 亜里砂 石川 清彦 森住 俊美 菊地 由美 山田 智一 川森 雅仁 川添 雄彦
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.32, no.37, pp.21-26, 2008-09-25
被引用文献数
2

通信ネットワークを利用することで,個人別サービスや有料サービスの提供が従来のテレビ放送と比較し容易に実現できるようになった.またテレビ受信機は家電として各世帯への浸透率が高い.このため,今後テレビ受信機を対象とした個人向けサービスは新たな市場を築くものとしてますます期待されている.これまで,筆者らは放送受信機において放送と通信の会員向けサービスを利用する際,安全でかつ視聴者の操作手順を少なくすることを目的として放送通信の連携認証方式を検討し,シングルサインオンの実装方式について提案および報告を行ってきた.しかし,一人の視聴者がコンテンツの視聴を希望する端末は,行動にあわせて替わるもので固定的な使用は少ない.例えば家庭の固定受信機で利用していたサービスを,そのまま継続的(シームレス)に携帯型受信機で利用しながら外出するということができればサービスの利便性は飛躍的に向上する.我々は、異なる受信機間で認証情報およびサービスアプリケーションに依存したセキュアな情報を引継いで認証情報の連携を可能とする仕組みを,Webサービスで用いられる標準的な技術仕様であるリバティアライアンス仕様を用いて構築可能とした.