著者
石畑 宏明
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
1996-02

制度:新 ; 文部省報告番号:乙1156号 ; 学位の種類:博士(工学) ; 授与年月日:1996/2/8 ; 早大学位記番号:新2283 ; 理工学図書館請求番号:1948
著者
上村 和人 清水 俊幸 石畑 宏明 堀江 健志
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.36, no.7, pp.1569-1577, 1995-07-15

LINPACKベンチマークに並列化とベクトル化を施し、NCA付きAP1000を用いて性能を評価した。LINPACKの並列化では負荷が均等でかつデータパラレル実行が可能となるようにデータを分散させ、ブロッキングを施すことによって行列積演算や外積演算といったベクトル化が容易でかつ高い性能が得られる演算に帰結させた。理論ピーク性能に対して、単体実行時で61%、並列実行時で47%の性能が得られた。また、1000×1000の行列を解く場合、NCAを付加した16セセルで、NCAを付加しない128セルのAP1000とほぽ同等の性能が得られた。
著者
清水 俊幸 石畑 宏明 飯野 秀之 木村 雅春
雑誌
情報処理学会研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)
巻号頁・発行日
vol.1993, no.72(1993-HPC-048), pp.17-24, 1993-08-19

並列計算機AP1000の数値演算アクセラレータオプション(A:Numerical Computation Accelerat) を開発した.NCAによりAP1000のプロセッサエレメント () にベクトル処理機構を付加し,計算能力を高めた.NCAでは,ベクトル演算器とスカラ演算器の間にコマンドFIFOと呼ぶバッファを設け,ベクトル処理とスカラ処理のオーバラップを可能とした.オーバラップによりベクトル演算器とスカラ演算器の処理速度の差に起因する演算器の利用率の低下を防ぎ,トータルな処理時間の短縮を実現した.NCAのアーキテクチャと基本性能,並列処理性能について述べる.