著者
神山 裕美
出版者
山梨県立大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2011

チルドレンセンターは、地域における子どもと家族支援のサービスハブであり、多機関連携の拠点ともなっていた。チルドレンセンターは直接支援としてマイクロ・メゾシステムに働きかけるとともに、エクソシステムとして地方自治体の支援システムに組み込まれていた。これらは実践結果に基づき地方・中央政府による継続的な評価により法律や制度の改善につながるマクロレベルへの循環が見られた。多機関連携によるコミュニティソーシャルワークが機能するには、地域基盤のジェネリックソーシャルワークが向上し、地方自治体レベルでの支援システムとが、車の両輪のようにうまくかみ合って機能することで、より効果的な支援につながると考える。
著者
神山 裕美
出版者
山梨県立大学
雑誌
山梨県立大学人間福祉学部紀要 (ISSN:18806775)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.1-10, 2006-03-15

ストレングス視点は、論理実証主義から社会構成主義へのメタ理論の転換を背景に、医療モデルのアンチテーゼとして展開した。ストレングス視点は、ジェネラリスト・ソーシャルワークを形成する主要な枠組みであり、その特徴は、利用者のストレングスを見出し、個人から環境への交互作用をふまえ介入することにある。ICF(国際生活機能分類)とストレングス視点は、利用者の個人因子と環境因子からその長所を見出し開発することに共通点がある。そして、ジェネラリスト・ソーシャルワークによる実践は、ICFの理念を実現するひとつの方法となる。ストレングス視点によるジェネラリスト・ソーシャルワークは、障害とストレングスをアセスメントする視点を提供し、個人・集団・組織・地域の交互作用をふまえ介入する。ストレングス視点は、地域生活を支援する重要な概念となる。