著者
神林 亮 佐藤三久
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.74, pp.229-234, 2008-07-29

建物や街中,道路や駅構内といったさ様々な場所に,カメラや赤外線センサ,マイクなどのセンサデバイスが設置されつつあり,それらをネットワークで結びつけて活用する技術が期待されている.センシング Web は,クローズドなネットワークのみならず,広域ネットワークに接続されたオープンなセンサ群を接続して社会全体で共有利用を行おうとするプロジェクトである.センシング Web では,従来の単純なセンターを対象とする従来のセンサーグリッドと異なり,画像や音声も対象とする.そのためにプライバシの保護に配慮することが必要となる.また,画像データなどのデータは大量であるが,不必要なデータも多く,プライバシーに配慮する必要になるため,データは蓄積せずにセンサの直近で処理することが望ましい.そのためのアーキテクチャとして,遠隔プログラム実行によりセプライバシ情報や不要なデータを除去可能で,かつ認証機構によるアクセス制御が可能なセンシング Web のアーキテクチャを提案する.Recently sensor devices such as video cameras, infrared sensors and microphones on various places such as the building, in the town, and roads and the station yards are being placed. It is a promising technology to make use of these sensors connected by the network. Sensing web is a project to Bhare sensors open to the public in wide-area network, not only sensors closed in a network. Different from existing sensor grids for simple sensor devices, the Sensing web includes sensor devices such as video cameras and microphone. This requires consideration for privacy on the data from sensors. While sensor data such as images is relatively large, required information in the data may often be small and include privacy. So it is desirable to process the data and extract the information near the sensors. In this paper, we propose the architecture which can protect privacy information and remove useless data by shipping the remote program execution into the node near to a sensor with the access control by the authentication mechanism.
著者
神林 亮
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.49, no.12, pp.1421-1423, 2008-12-15
被引用文献数
1

「このような機能を提供するサービスがあれば便利になるのに」と思うことは誰しもが経験すると思うが,筆者の場合は,SBMサービスの利用の中でそのような経験があった.本稿では筆者がそのような自身の要望に応えるために開発したサービスを紹介する.紹介するサービスはデータマイニングの手法をSBMサービス,具体的には,(株)「はてな」が提供する,はてなブックマーク1)より得られるデータへ適用したものである.