著者
斎藤 宏文 山田 隆宏 中谷 一郎 杉森 明志 神谷 典史 大塚 誠
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.1, 1996-03-11

深宇宙探査機や観測衛星からのデータを高品質に伝送するため、リードソロモン符号は重要な役割をする。CCSDSではリードソロモン符号の仕様を定めている。今回月探査機(LUNAR-A)及び火星探査機(PLANET-B)搭載を目的としたCCSDS準拠リードソロモンエンコーダを開発し、評価を終了した。本リードソロモンエンコーダは、回路に工夫を加える事により、インタリーブ2の場合一個のFPGAに納めることができた。評価の結果、最高動作速度70Mbpsを確認した。回路はインタリーブの深さを容易に変更できる構成で設計した。現在インタリーブ5のリードソロモンエンコーダを開発中である。さらにゲートアレイ化や、目的毎の回路構成最適化により、処理速度を向上させることも可能で、将来予想される高分解能観測画像データの高品質伝送にも、今回開発した回路方式は対応できる。