著者
長谷川 麟太郎 福地 庸介 奥岡 耕平 今井 倫太
雑誌
第84回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2022, no.1, pp.39-40, 2022-02-17

既存の機械の操作方法は設計者のデザインに依存している.しかし、障害などの身体的特徴や習熟度に応じて、ユーザに合った操作方法は異なる.本研究では、ユーザ間で異なる操作を行っても対応可能な、操作と操作の結果のマッピングを行うシステムを提案する.既存の手法では、単純なグリッドワールドにしか対応してないが、本研究では連続的でより複雑なゲーム環境を扱う.具体的には、初期段階及び操作が上手くいかないことを検知した時、ゲーム内でマッピングの獲得に効果的な局面をプレイさせマッピングの修正を行う.局面の選択は行動価値関数と状態価値関数の差分であるAdvantage関数を参照することで行う.また提案システムをユーザに操作してもらい、ユーザの反応からシステムを評価する.
著者
里形 理興 妹尾 卓磨 福地 庸介 今井 倫太
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第34回 (2020)
巻号頁・発行日
pp.3Rin446, 2020 (Released:2020-06-19)

従来のユーザインタフェースの操作方法は,単一のデザインでユーザ評価を平均的に向上させることを志向して設計されてきた.しかし,操作に対する解釈を固定せず,システムがユーザ操作に適応し,個々人に合った応答をできるようになれば,より多くのユーザに使いやすいシステムが実現できる可能性がある.本研究では,ユーザ操作に適応的に解釈を獲得するためのアルゴリズムとして,行動価値関数の出力するQ値を利用する手法Q-Mappingを提案する.また,Q-Mappingを組み込んだシステムを実際にユーザに操作させるケーススタディを行い,ユーザの反応を検証することで,ユーザ操作に適応するシステムの要件を検討した.