著者
福田 峰子 Mineko Fukuda
出版者
金城学院大学
雑誌
金城学院大学大学院人間生活学研究科論集 (ISSN:1346597X)
巻号頁・発行日
no.14, pp.1-12, 2014

Because of the attitude toward caregiving, any change in the lifestyle due to caregiving, mental conflict triggered by the start of caregiving, effort for administering care appropriately, mastering the skills for caregiving, and learning how to handle the burden and stress of caregiving to solve associated problems were extracted from the interviews. In addition, a new view of caregiving was gained through the experience, along with an increasing willingness to provide care based on affection for the care-receiver and the ties of marriage. It was observed that the caregivers changed their attitudes about caregiving as their role or the meaning of their lives, which strengthened the ties again.
著者
福田 峰子 加藤 智香子 梅田 奈歩 藤丸 郁代 大島 圭恵 城 憲秀
出版者
中部大学生命健康科学研究所
雑誌
生命健康科学研究所紀要 (ISSN:18803040)
巻号頁・発行日
no.11, pp.73-78, 2015-03

本研究は、アンケートを用いて、生命健康科学部学生とK 市在住の高齢者の双方における世代間交流や生活支援に対するニーズを明らかにすることを目的として調査を実施した。その結果、大学生における高齢者との交流・生活支援活動への参加意思は、6割が参加したいと回答したが、高齢者では「ややしたい」(34.8%)、「あまりしたくない」(27.0%)であり、参加意思が低かった。交流・生活支援への参加方法では、大学生は「自宅から通う」が84.9%で多く、頻度は「月に2回程度」(64.7%)、1回の参加時間は「1回2時間未満」(46.1%)で多く、2~3時間未満と回答した者が8割を占めていた。高齢者では、「自宅に必要な時に大学生に来てもらい利用する」(36.3%)が多かった。次に、高齢者が大学生に望む支援は、「ちょっとした力仕事」(18.4%)、「安否確認」(10.6%)、「電球の交換や高い所の物をとる手助け」(9.3%)の順で多く、大学生は、「話し相手」(20.3%)「ちょっとした力仕事」(16.4%)、「安否確認」(14.7%)の順であった。