著者
禿 仁志 宮原 俊一 内山 幸子
出版者
東海大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010

今回の研究は、ブルガリアおよびその周辺地域で大きな文化変容を示すとされる青銅器時代開始期の具体的様相を、上トラキア平野中の1遺跡テル・デャドヴォの発掘資料を通して検討することであった。分析テーマとしては多数の詳細な年代測定を基礎とした文化編年の確立、集落構造の把握、ヒトとモノの動きを土器や石器等の素材研究を通じて復元することであり、3年間の研究でこれらの課題解明に迫る糸口を得ることができた。