著者
井上 知洋 秦 崇洋 中村 元紀
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IN, 情報ネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.578, pp.483-488, 2007-03-01

ライフログのように個人ログ情報を網羅的に蓄積していく環境においては、蓄積した情報をどうやって整理し、ユーザに使いやすい形で提示するかが重要となる。本研究では、個人ログ情報の整理方法の一つとしてテキスト文書の自動分類技術に着目し、個人環境に特有のローカルな語彙やカテゴリーに適した自動分類システムを提案する。このシステムは、メールなどのいくつかのアプリケーションによる情報の整理履歴を用いてユーザの個人的環境に適応した分類コーパスを生成し、他のアプリケーションの扱う情報の自動整理を行うことを特徴とする。また、提案システムの初期的な評価として、入力したブログのテキストを元にウェブの閲覧履歴を自動分類した際の分類精度を示す。
著者
高橋 公海 草野 孔希 川崎 仁史 秦 崇洋 倉沢 央
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.2G4OS21b4i, 2014

<p>センサデータから行動や状況を理解する研究は行われているが,認識率や有用性向上には大規模に実データを収集する必要がある.我々は今回,データ収集のための仕掛けとしてリアル脱出ゲームをモチーフとしたイベントを実施した.参加意欲向上と,持ち歩く複数センサを気にさせないためにゲーム性を盛り込んだ.イベント後のヒアリングから,参加者のほぼ全員が楽しんでおり,センサ類も気にさせずにデータを収集することができた.</p>