著者
安井 利一 竹下 玲 岡本 和彦 高野 安紀子
出版者
明海大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

歯周病原性細菌Porphyromonas gingivalis(P. gingivalis)が、直接、細胞内に侵入する能力を有することが広く知られている。近年、幾つかの研究は、実際の歯周炎患者において、本菌が細胞内侵入していることを示している。しかし、P. gingivalisの細胞内侵入が、どの様な病原性を有するのか完全に明らかにされていない。そこで、P. gingivalisの細胞内侵入が、如何なる生物活性を導き出すのかを検討する。また、細部内侵入したP. gingivalisは、一般の抗生剤で除去することは困難であるので、細胞内侵入した本菌を除去できる薬剤についても検討を行う。