著者
若菜 マヤ
出版者
立命館大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

日常は「表現された秩序」だと唱えたミクロ社会学者、E. ゴッフマンの理論をH.ジェイムズの文学作品に重ね、ジェイムズ文学は現実の虚構性をリアルに描いたものだと*Performing the Everyday in Henry James’s Late Novels*(Ashgate, 2009)で主張。今度はジェイムズが高く評価したAusten、Wharton、G. Eliotの作品に同様の分析を行い、インティマシー(「親近感、近しさ」)をテーマに単著*Performing Intimacies of the Everyday*(仮) を書き上げ、英米の某学術出版社の外部審査用に準備中。
著者
若菜 マヤ
出版者
立命館大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

当該研究は英国の学術出版社より出版された単著、Performing the Everyday in Henry James's Late Novels(Ashgate 2009)の研究成果を発展・進化させたものである。現実の虚構性をリアルに描いた作家として、ジェイムズに加え、オースティン及びウォートンを取り上げ、日常は「表現された秩序」であると提唱した米国ミクロ社会学者E.ゴッフマンの理論を文学作品に重ねて詳細に分析を行った。そして、「親密性」をキー・ワードに次なる単著の出版に向けて大きな一歩を踏み出した。