著者
西城 卓也 菊川 誠
出版者
日本医学教育学会
雑誌
医学教育 (ISSN:03869644)
巻号頁・発行日
vol.44, no.3, pp.133-141, 2013-06-25 (Released:2015-07-06)
参考文献数
36
被引用文献数
11

●教授法や学習方法の選択においては,教育目標の分類との整合性や将来目指すべき学習者像との一貫性を図る必要がある.●目指す学習者像として,成人として主体性のある学習者,自己主導的学習者,成熟したメタ認知を持つ学習者,省察的実践家,協同的学習者がある.●海外の教育理論を応用するにあたっては,文化的差異を考慮するとともに,自らの柔軟な学習観と順応性にも焦点を置く.●講義・小グループ討議・一対一教育が学習方法の基本である.それぞれの長短所を考慮した組み合わせを通じて学習方略が構成でき,唯一無二の学習方略はない.●学習者は,より多様な学習方法への暴露と,学びに適した学習環境での学びを好む.
著者
西城 卓也 菊川 誠
出版者
Japan Society for Medical Education
雑誌
医学教育 = Medical education (ISSN:03869644)
巻号頁・発行日
vol.44, no.3, pp.133-141, 2013-06-25
参考文献数
36

●教授法や学習方法の選択においては,教育目標の分類との整合性や将来目指すべき学習者像との一貫性を図る必要がある.<br>●目指す学習者像として,成人として主体性のある学習者,自己主導的学習者,成熟したメタ認知を持つ学習者,省察的実践家,協同的学習者がある.<br>●海外の教育理論を応用するにあたっては,文化的差異を考慮するとともに,自らの柔軟な学習観と順応性にも焦点を置く.<br>●講義・小グループ討議・一対一教育が学習方法の基本である.それぞれの長短所を考慮した組み合わせを通じて学習方略が構成でき,唯一無二の学習方略はない.<br>●学習者は,より多様な学習方法への暴露と,学びに適した学習環境での学びを好む.
著者
菊川 誠 西城 卓也
出版者
日本医学教育学会
雑誌
医学教育 (ISSN:03869644)
巻号頁・発行日
vol.44, no.4, pp.243-252, 2013-08-25 (Released:2015-07-06)
参考文献数
28
被引用文献数
1

●代表的な学習方略について事例を添えて概説する.●講義は,大人数を対象にする場合,多くの情報を系統だって提供できる利点がある.●問題基盤型学習とは,能動的小グループ学習による現象の提示(シナリオ)を学習のきっかけとする学習方略である.●早期臨床体験実習は,医学部入学後,比較的早期に現場を体験させる実習である.●医療安全の観点からシミュレーション教育の重要性が増してきている.●参加型臨床実習と卒後臨床実習は,認知的徒弟制と正統的周辺参加論を理論的背景にしている.●継続的専門能力開発を考える上で,省察的実践家という概念が有用である.
著者
菊川 誠 西城 卓也
出版者
Japan Society for Medical Education
雑誌
医学教育 = Medical education (ISSN:03869644)
巻号頁・発行日
vol.44, no.4, pp.243-252, 2013-08-25
参考文献数
28

●代表的な学習方略について事例を添えて概説する.<br>●講義は,大人数を対象にする場合,多くの情報を系統だって提供できる利点がある.<br>●問題基盤型学習とは,能動的小グループ学習による現象の提示(シナリオ)を学習のきっかけとする学習方略である.<br>●早期臨床体験実習は,医学部入学後,比較的早期に現場を体験させる実習である.<br>●医療安全の観点からシミュレーション教育の重要性が増してきている.<br>●参加型臨床実習と卒後臨床実習は,認知的徒弟制と正統的周辺参加論を理論的背景にしている.<br>●継続的専門能力開発を考える上で,省察的実践家という概念が有用である.