著者
菊竹 清訓
出版者
日本マクロエンジニアリング学会
雑誌
MACRO REVIEW (ISSN:09150560)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.53-58, 1988-09-20 (Released:2009-08-07)

地球全体が,巨大都市・人口集中などの深刻な問題に直面している今,都市はマクロ・エンジニアリングの課題として,ふさわしいと考えられる。 都市は,ハード・ソフトの組合せにより人類の歴史を築いてきた。そして今,都市変革の先駆的兆候を人工島の計画に見ることができる。 現在・日本各地でさまざまな人工島プロジェクトが進められているが,ここでは六つのややまとまったものを挙げてみた。 これら多くの計画には,まだまだ問題点が多い。それらの解決とともに,日本の都市産業は,21世紀に向かって世界の都市づくりに貢献すべきである。そして私たち都市部会は,新しい使命のために,その計画建設,運営等について今から準備をすすめ,研究していくことが必要であると考える。
著者
菊竹 清訓 松井 源吾
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会構造系論文報告集 (ISSN:09108025)
巻号頁・発行日
no.444, pp.63-72, 1993-02-28
被引用文献数
1

Uniformly loaded shallow shells whose shape conforms to an elastic membrane inflated by internal (air) pressure are often referred to as membrane shells. They are advantageous since no bending moments but only axial (membrane) stresses occur. In the present paper, membrane shells are defined analytically on circular, elliptical, and various regular-polygonal boundaries. The analytical results are verified by membrane tests, whereas the deflections of the inflated membranes are mapped by using a reflection-type Moire method. Design applications are introduced and cases of some irregular boundaries are also dealt with.