著者
是永 論 藤井 貴大
出版者
日本テレワーク学会
雑誌
日本テレワーク学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
no.15, pp.68-69, 2013-07-06

本報告では、インターネット普及以前の90年代の時期も含め、日本社会の中で「在宅勤務」というものがどのようなものとして人々によって理解されてきたのかについて、新聞記事のテキストと、実際の在宅勤務者によるインタビュー調査の分析を交えながら、在宅勤務についての一般化された理解と個別的な経験との関係を検証する。その考察を通じて、現代の日本社会においてテレワークが普及・展開するにあたって、どのような動機付けがあり、その課題に対してどのようにアプローチしていけばよいのか、手がかりを探ることにしたい。