著者
是永 論 浅岡 隆裕 柄本 三代子 金 相美 岡田 章子 清水 真 酒井 信一郎 重吉 知美 池上 賢 加藤 倫子
出版者
立教大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

本研究は、日本社会および日本人に関して、「劣化」という表現が言説上について頻繁に使用されているという状況を踏まえ、メディア言説上における劣化表現のありようを解明するために、活字メディアを中心に内容分析を行ったほか、一般のメディアの受け手に対する質問紙およびインタビュー調査から得られたデータの分析結果から、言説どうしが形成する関係と、言説が人々に消費される具体的な過程を明らかにした。
著者
是永 論
出版者
日本マス・コミュニケーション学会
雑誌
マス・コミュニケーション研究 (ISSN:13411306)
巻号頁・発行日
no.64, pp.104-120, 2004-01-31

The aim of this research is to examine the practical understanding of commercial films. Conversation analysis was conducted on viewers watching films in foreign languages so that they would mainly retain visual information. The main findings are as follows: First, the viewers identified the actors in advertisements by using categorization (Sacks[1972]). Second, they mediate the actors according to the plot by "footing" (Goffman[1980]). Thus the viewers find the plot appealing, according to neutrality and universality of advertisng discourse.(C)日本マス・コミュニケーション学会:このデータは日本マス・コミュニケーション学会の許諾を得て作成しております。
著者
是永 論
出版者
一般社団法人 社会情報学会
雑誌
社会情報学 (ISSN:21872775)
巻号頁・発行日
vol.1, no.3, pp.1-9, 2013

本稿では,「人々の経験」について考察することを社会情報学の課題とした上で,その課題へのアプローチとしてのエスノグラフィーの位置づけを,特にエスノメソドロジーにより特徴付けられた(informed)ものとして論述する。とりわけ,人々が「情報」という表現をともなう知識を用いる際に,そこで参照されている規範を明らかにすることに対して,エスノグラフィーがどのように貢献する可能性を持ち,さらにそのことが情報に関する経験に根ざして社会現象をとらえる視点にどのように作用するのか,について論述する。
著者
是永 論 酒井 信一郎
出版者
日本マス・コミュニケーション学会
雑誌
マス・コミュニケーション研究 (ISSN:13411306)
巻号頁・発行日
no.71, pp.107-128, 2007

This paper attempts to understand risk, namely that of BSE in Japan from morning news programs. We analyzed broadcast from January and February 2006 that examined BSE and the ensuing ban on import of U.S. beef to Japan according to Membership Categorization Analysis. We found that each actor drew its own borders, distinguishing between "Japanese" and "Americans, " so as to make the differentiating between the observable and the accountable. We also found that actors and their actions in media coverage are coherent and consistent according to the relevancy of the situation, thus giving perspectives to the discourse.
著者
是永 論 藤井 貴大
出版者
日本テレワーク学会
雑誌
日本テレワーク学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
no.15, pp.68-69, 2013-07-06

本報告では、インターネット普及以前の90年代の時期も含め、日本社会の中で「在宅勤務」というものがどのようなものとして人々によって理解されてきたのかについて、新聞記事のテキストと、実際の在宅勤務者によるインタビュー調査の分析を交えながら、在宅勤務についての一般化された理解と個別的な経験との関係を検証する。その考察を通じて、現代の日本社会においてテレワークが普及・展開するにあたって、どのような動機付けがあり、その課題に対してどのようにアプローチしていけばよいのか、手がかりを探ることにしたい。
著者
是永 論 酒井 信一郎 池上 賢 重吉 知美
出版者
立教大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究は、メディア上に見られる表現の理解を人々がどのように行っているのかについて、主に表現が制作される場面や、その実践に関わる人々を対象に解明するものである。短歌、写真、商業マンガを対象として、エスノグラフィー、インタビュー、ビデオ分析といった調査手法を用いた。それぞれの表現について、理解に関わる独自の実践と、それにともなう規範があることが明らかとなった。
著者
北村 智 橋元 良明 是永 論 辻 大介 木村 忠正 森 康俊 小笠原 盛浩
出版者
東京経済大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究は、現代における情報行動の変容について、加齢効果・時代効果・コーホート効果を弁別して明らかにすることを目的とした。2015年に「日本人の情報行動」調査を実施し、2005年調査および2010年調査のデータと合わせて分析を行なった。分析の結果、テレビ視聴時間に関しては、有意な年齢効果と世代効果は確認されたが、時代効果は認められなかった。インターネット利用時間においては、PCインターネット利用時間に関しては2005年から2010年にかけて増加する時代効果のみが確認された一方、モバイル・インターネット利用時間に関して世代効果と一貫して増加を示す時代効果が認められた。