- 著者
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斎藤 哲瑯
藤原 昌樹
- 出版者
- 川村学園女子大学
- 雑誌
- 川村学園女子大学研究紀要 (ISSN:09186050)
- 巻号頁・発行日
- vol.14, no.1, pp.153-176, 2003
- 被引用文献数
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第15期中央教育審議会は, 「21世紀を展望したわが国の教育の在り方について」の答申の中で, 『今後における教育の在り方として, 「ゆとり」の中で子どもたちに生きる力を育んでいくことが基本である』と述べている。 今の子どもたちは, 「ゆとり」のない忙しい生活がストレスとなって, 「夜眠れない」「食欲がない」など身体的な症状を訴える者が増加してきている状況にある。そして, 人間関係の難しさなどもあって, 「いじめ」や「不登校」などの問題行動へとつながっているものと考えられる。 そこで本研究では, 今の子どもたちの生活の様子を探りながら, 「感動」や「感性」などについての調査研究を行い, 今後の子どもたちの健全育成に必要な資料を得ようと考えた。