著者
藤木 哲也 三木 康弘 松本 圭司
出版者
公益社団法人 日本油化学会
雑誌
オレオサイエンス (ISSN:13458949)
巻号頁・発行日
vol.10, no.6, pp.215-219, 2010-06-01 (Released:2013-06-01)
参考文献数
4
被引用文献数
1 1

ポリヒドロキシアルカン酸 (Polyhydroxyalkanoate) は, 多くの微生物が菌体内に蓄積する熱可塑性高分子であり, かつ環境中の微生物により水と二酸化炭素にまで分解されることから環境調和型プラスチックとして種々の応用が期待されている。ポリヒドロキシアルカン酸の1種であるPHBHはR-3-ヒドロキシブタン酸 (3HB) とR-3-ヒドロキシヘキサン酸 (3HH) から成る共重合ポリエステルであり, 植物油や脂肪酸等を炭素源として微生物によって生産される。PHBHはその3HH組成比によって硬質から軟質の幅広い物性を示すため広範な用途が期待されることから, われわれは工業規模での生産研究および加工研究を行ってきた。
著者
藤木 哲也 早瀬 康裕 井上 克郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SS, ソフトウェアサイエンス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.169, pp.65-69, 2010-07-29

ソフトウェア開発者はプログラム理解の際に,ソフトウェア中の識別子から関数や変数の役割や振舞いを類推する.識別子名中の単語の意味や用法は自然言語とは異なる場合があるために,作業者は類推を行うためにソフトウェア開発の経験からソフトウェア独特の意味や用法を学ばなければならなかった.本稿では,類推を支援するために,識別子名に出現する名詞の説明文を自動的に生成する手法を提案する.名詞の説明文の生成には,ソースコード中に記述されたコメントを利用する.コメントに対して自然言語処理を行い,名詞の説明を行っている箇所を抽出することで説明文生成を行う.また,実際に提案手法を適用した結果についても示す.