著者
藤田晃史 中島潤 早水光 塩谷亮太
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告計算機アーキテクチャ(ARC)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.15, pp.1-4, 2014-01-16

本稿ではスーパースカラ・プロセッサ 「雷上動」 の設計と実装について述べる.雷上動は 32bit ARM 命令セットのサブセットを実行するプロセッサである.雷上動では最大 64 インフライト命令を動的にスケジューリングして実行し,最大 5 命令を同時発行可能である.雷上動ではスーパースカラ・プロセッサや FPGA に関する様々な研究成果を取り入れることにより,高面積効率な実装を実現している.FPGA 向けに合成した結果,Xilinx Spartan-6 上で 18000 LUT程度の回路規模となり,60 MHz で動作した.
著者
藤田 晃史 木村 有喜男 酒井 修
出版者
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会
雑誌
日本耳鼻咽喉科学会会報 (ISSN:00306622)
巻号頁・発行日
vol.117, no.2, pp.75-80, 2014-02-20 (Released:2014-03-20)
参考文献数
27

MRIは1980年に臨床導入されて以来, その進歩は著しい. 3T超高磁場装置は約10年前に薬事認可され, 当初は主に研究用装置として使用されていたが, 現在では広く普及し, 一般臨床でも高空間・時間分解能MR画像が容易に得られるようになってきた. 装置の普及とともに, PROPELLER法 (BLADE法), 脂肪抑制画像や3次元画像データ収集の活用による画質改善, また拡散強調画像, 灌流画像, MR spectroscopy などの撮像法の発展もあり, 近年, 新たな知見が得られている分野も多い. 本稿では, 3T装置の特性について確認し, 今後ますます普及し, 日常臨床で有用と考えられる撮像法について概説する.