著者
藤田 節子
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.49, no.10, pp.564-575, 2007
被引用文献数
1

筆者は2005年本誌で科学技術分野の投稿規定の分析調査結果を発表した。今回は人文・社会科学分野167学会の学会誌172誌の投稿規定を収集して,論文の長さなど18の記載項目の内容を詳しく調べ,昨年の科学技術分野の調査結果と比較し,人文・社会科学分野の学会誌の実態や特徴を分析した。また,1997年に寺村由比子が行った投稿規定による分野別特徴の調査結果とも比較し,最近の電子化に伴う変化を探った。本稿では,投稿規定の概要と投稿者の資格など11の記載項目の分析結果を報告する。他の7項目と本調査の考察は次稿で報告する。
著者
藤田 節子
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
ドクメンテーション研究 (ISSN:00125180)
巻号頁・発行日
vol.29, no.12, pp.533-537, 1979-12-01

1976年改正された米国新著作権法の下で,著作権制度の集中的権利処理機構としてCopyright Clearance Centerが設立された。その目的は,図書館やその他の利用機関が,新著作権法で許容されている範囲を超えて,著作権のある著作物を複写して,利用する場合,その許諾料金を手軽に支払うことができ,一方,逐次刊行物等の出版者にも利益を得ることができるというものである。本稿では,C.C.C.の設立目的や機構について述べたあと,図書館やその他の機関がC.C.C.を利用する際の手続き-利用登録の手続き,許諾を必要とする記事の複写報告,使用許諾料の支払い方法等-についてその概略を紹介する。