著者
金 永彬 李 眞烈 蘆澤 雄亮 小原 康裕 小野 健太 渡邉 誠
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.59, 2012

ショッピングバッグは世界的な環境汚染の大きな要因としてしばしば採り上げられる。 ショッピングバッグの問題点は、持ち手の部分が破れてしまうと使えなくなることである。 今回提案したLizard bagは、持ち手が切れた場合に点線が印刷されている上部と穴の部分を切り取れば再びショッピン グバッグとして使うことができる。また、「もう一度使用する」というコンセプトを考慮し、ショッピングバッグの材質は再生紙を使用することで廃棄されるショッピングバッグの量を削減して行けるものと予想される。
著者
蘆澤 雄亮 佐久間 彩記
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.62, no.6, pp.6_27-6_32, 2016-03-31 (Released:2016-05-30)
参考文献数
4

2010年6月に公開した「産業デザイン分野スキルスタンダード」策定にあたり,その指標導出を目的に「デザイナーに期待する能力」および「デザイナーの職務実態」に関して3つの調査研究を行った。デザイナーに期待する能力に関する調査からは,「新たな発想」に関して期待が高く,またアイデア導出から実現までをトータルに考えることができるディレクター的役割のニーズが強いことが分かった。デザイナーの業務実態に関する2つの調査からは,アイデアやコンセプトなどを「考える」業務と,それらを「実現化」する設計業務の2種類に関する関与が最も多く,一方でそれらに付随した業務に関しても関与度が高いことが分かった。
著者
蘆澤 雄亮 櫻木 新
出版者
特定非営利活動法人 横断型基幹科学技術研究団体連合
雑誌
横幹 (ISSN:18817610)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.123-131, 2019-10-15 (Released:2019-10-17)
参考文献数
17

The phrase “Koto-tsukuri”, which is known to be a unique, original expression in Japanese, is supposedly one of the most important keywords in terms of TRAFST’s focus. Nonetheless, the phrase shows considerable ambiguity, and thus, TRAFST is in need of an unequivocal definition of the phrase. In this paper, we inquire how to redefine the phrase by illuminating the conceptual difference between “Mono” and “Koto” in ordinary use. We conclude that the contrast between “Mono” in “Mono-tsukuri” and “Koto” in “Koto-tsukuri” should be characterized in light of the relation between means and event or phenomena it brings about.
著者
田中 俊 小野 健太 小原 康裕 八馬 智 蘆澤 雄亮 渡邉 誠
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.58, pp.168-168, 2011

昨今、日本において、男性化粧品業界で清涼感がひとつのキーワードとして、重用しされている。例えば、CMにおいて男性用化粧水はよく清涼感を強く押し出して宣伝されている。また、現在販売されている男性用化粧水を見てみると、ほとんどの男性用化粧水にメントールが配合されており、使ったときに清涼感を感じさせる使い心地になっている。 そこで、現状の「清涼感」を売りにした男性用化粧水を調査してみたところ、近年の男性化粧品の充実化により、多種の男性用化粧水が販売されているが、それらは、ブルーを基調にしたカラーやグラフィックに「清涼感」のアピールを頼っており、造形も似通っているため、似たような印象をうけてしまう事がわかった。そのためそれぞれの製品の特徴を打ち出していく為にはブルーを基調にしたカラーやグラフィックだけではない「清涼感」を表現する事で差別化を行う事が必要になってくると思われる。本研究において、ブルーを基調としたカラーやグラフィックではなく、造形により「清涼感」をアピールできる化粧水ボトルを提案することを目的とする。