著者
米本 拓馬 西尾 航 鈴木 秀和 松本 幸正
雑誌
第79回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, no.1, pp.407-408, 2017-03-16

スマートフォンの普及に伴い,バスの利便性を向上させるために様々なバスナビゲーションアプリが作成されているなかでスマートフォンのGPS機能やバスロケーションシステムが提供するバスの運行情報を利用することで,個々のユーザの歩行速度やバスの遅延を考慮したリアルタイムナビゲーションシステムが提案されてきた.しかし,各地方自治体が提供しているデータ形式が統一されていないため,適宜アプリケーションを設計する必要がある.また,従来のシステムはバスに特化しているため,他の公共交通機関との乗換えには対応していないといった課題がある.そこで本研究ではGoogleが提供する公共交通データの世界標準フォーマットであるGTFS(General Transit Feed Specifi-cation)を用いることで,複数のバス事業者に対応可能なバス停ナビゲーションシステムについて提案する.