著者
西村 翔太 梅田 顕 谷村 睦美 延東 浩輝 竹林 崇
出版者
日本作業療法士協会
巻号頁・発行日
pp.96-103, 2018-02-15

要旨:回復期リハビリテーション病棟入院中の脳卒中後上肢麻痺を呈した対象者に対し,病棟実施型Constraint-induced movement therapy(以下,CI療法)を看護師と分業して実施したので,結果を報告する.当院の病棟実施型CI療法の適応を満たした6名の亜急性期片麻痺患者に対して,1日40分の病棟実施型CI療法を10週間毎日行った.上肢機能評価は,Fugl-Meyer Assessment(以下,FMA),Motor Activity Log(以下,MAL)を介入前後に採取した.結果,FMAとMALは,介入前後にかけて有意な変化を認めた.病棟実施型CI療法は有用なアプローチである可能性がある.