著者
西田 宏子
雑誌
情報処理学会研究報告人文科学とコンピュータ(CH)
巻号頁・発行日
vol.1991, no.104, pp.39-41, 1991-11-29

美術館にとって写真資料は研究資料として大切であるだけでなく、各種の掲載による貸出商品としての価値を持つものでもある。しかしながら、所蔵品の数が多い場合には、学芸の業務の傍ら行なう貸出業務の煩雑さに困ることも多いのが実情である。それを、OA化することで解決出来るのではないかと考えたのが、ここに発表する事例である。しかしながら、専門に担当することは写真の焼き付け、ネガ、ポジなどを管理し整理して行く事に加え、掲載本や掲載誌の納入、掲載料の請求なども含まれている。小規模の美術館の今後の在り方を示すものではないかと考えている。To build up a new system for photograph and film library is one of our importan subjects for years. At a museum in small scale, we have not have a spccial staff to deal with the matter but the needs for the library has been increasing every year. After three years of tirals, we could meet Machintosh and Hyper card 2.0 which is successfully working for daily works.
著者
櫻庭 美咲 荒川 正明 野上 建紀 大橋 康二 西田 宏子 藤原 友子
出版者
神田外語大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2016-04-01

本研究では、アウグスト二世(通称アウグスト強王)が、「日本宮」のために収集した大規模な陶磁コレクション(ドレスデン国立美術館磁器コレクション館所蔵)の悉皆調査を軸に、研究を進めた。同コレクションの総目録編纂にむけた大規模な国際共同プロジェクトへの参加を通じ、日本磁器約800点を熟覧して得た結果をデータベース化し、総目録の英文作品解説約440点分を完成、文様の図像研究にも知見を得ることができた。これらは総目録の一部として公開予定である。受容史的な観点からみた「日本宮」における日本表象の変遷についても、建築図面等の文献研究・磁器作品研究の両面から確認することができた。