著者
大川 勝徳 北嶋 純也 西野 圭 大川 野理子
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.68, no.1, pp.184-188, 1999-01-15
被引用文献数
2 1

本実験はクロユリ(Fritillaria camtschatcensis Ker-Gawl.)の小球状りん片由来の子球を25℃, 1, 500lxで8週間培養した.そしてNAA, カイネチンおよび24-Epibrassinolide(EB)による子球の肥大と子球からの発根および出葉に対する効果を検討した.各植物ホルモン実験の結果, 培養8週間後の子球の肥大と発根にはEB0.01ppmが, また子球からの出葉にはカイネチン0.1ppmが効果的であった.組み合わせた植物ホルモン実験の結果, 培養8週間後の子球の生育にはNAA 1.0ppm, カイネチン0.1ppmおよびEB0.01ppmの3者の組み合わせが最も効果的であった.