著者
星 裕 越川 茂樹
出版者
日本教師学学会
雑誌
教師学研究 (ISSN:13497391)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.21-31, 2020 (Released:2020-09-24)
参考文献数
35

本研究は,大学教育における学生による自己評価へのルーブリックの活用に関する研究動向を概観し,その活用状況と活用した結果にみられた影響と課題について明らかにすることを目的とした。 その結果,ルーブリックを自己評価に用いた影響については,「授業の目標を理解する」,「学習へと動機づける」,「資質・能力の向上」,「教員が学生を理解する」の 4点,課題については,「ルーブリックの改善」,「ルーブリックの活用」,「対象の拡大」の 3点に整理することができた。また,それらを先行研究と比較して検討した結果,ルーブリックを評価の道具としてだけではなく,学習をより効果的なものとするための学習材として活用していく 必要性が示唆された。そのためには日々の授業においてルーブリックを活用し,それ自体とその用い方を検討していくことが,学習材としてのルーブリックの可能性を広げていくことにつながると考えられる。
著者
野宮 謙吾 越川 茂樹
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.53, pp.227-227, 2006

岡山県総社市では、スポーツという文化を人々とともに親しみ育んでいくことで地域における文化をより深め、街づくりに貢献するために、「NPO法人吉備スポーツ王国」を設立した(以下、吉備スポーツ王国)。そして、岡山県立大学との共同研究により吉備スポーツ王国のミッション及びビジョンが策定された。これらは組織アイデンティティを確立するためのマインドアイデンティティ(MI)であり、言葉を手段とした意味訴求を目的とするものであるが、ビジュアルアイデンティティ(VI)は、視覚イメージによる感性訴求を目的とするものであり、シンボルマークやロゴタイプ等を代表とする視覚アイテムがその手段となる。VIはMIの意味情報を視覚的に抽出、解釈したものとも言えるが、感性に直接働きかけることができる特性により、組織のイメージづくりにおけるその役割は大きい。そこで、吉備スポーツ王国においても積極的に導入し戦略的活用を図ることとした。
著者
越川 茂樹 野宮 謙吾
出版者
岡山県立大学短期大学部
雑誌
岡山県立大学短期大学部研究紀要 (ISSN:13404687)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.35-48, 2007

This paper discusses community development of sports promotion with "NPO Kibi Sport Kingdom" from the two angles of sports promotion and cultural branding. Through this discussion the following points are recognized: 1)The civic initiative is reflected in the concept of "NPO Kibi Sport Kingdom". Concrete actions based on this concept are designed and executed from a strategic viewpoint. 2)"NPO Kibi Sport Kingdom" is realized as sporting events such as Junior Handball games or Japan league Handball matches. However these events should be promoted more from a strategic perspective. In that case. the idea of branding is important. Concretely,cultural branding as well as conventional branding need to be adopted.
著者
野宮 謙吾 越川 茂樹
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
no.53, pp.452-453, 2006-06-20

In the Okayama Prefecture Soja city, the culture in the region was established in being familiarized with people and bringing up the culture of sports and to contribute to the depth or more and city planning, "NPO Kibi sport kingdom" was established. The mission and the vision of the Kibi sport kingdom were settled on by a joint research with Okayama Prefectural University. And, it was assumed that the visual identity was settled on to advance the image-making of the organization and strategic use was attempted.