著者
黒須 泰行 軍司 篤美
出版者
国際学院埼玉短期大学
雑誌
研究紀要 (ISSN:02896850)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.91-95, 2007-03

砂糖の約200倍の甘みを呈すると言われているアスパルテームは,低カロリーの粉末甘味料や菓子,清涼飲料水に含まれている。このアスパルテームは人工的に作り出された甘味料であり,この分解物が体に悪影響を与えるといわれ,その安全性は二転三転して,現在も論争は続いている。そこで本研究は,アスパルテームが多量に使用されているダイエット用の清涼飲料水に注目し,アスパルテーム含有量及びアスパルテームの分解性について検討した。その結果,清涼飲料水中のアスパルテーム含量は4〜79mg/100mlであり,ADI2000mgに対して少量であることがわかった。また長期保存や調理過程における条件下で,アスパルテームの分解を確認した。